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粉瘤(ふんりゅう)Shimada Dermatology's Letter

粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤は毛の上方部分(主に漏斗部)が拡張して袋状となり、その中に角質が貯まることで形成されます。

あかとして脱落していくはずの角質が徐々に袋の中に溜まっていくことで大きくなっていきます。

下記の写真のように皮膚がもりあがってしこりとして触れるとで受診される方が多いです。

また、一定の大きさになると皮下で炎症を起こし、赤く腫れ、痛みをともなう場合があります。

治療は袋ごとしこりを切除します。局所麻酔で日帰りで行えます。

顔や首などの露出部はできるだけ傷が小さくなるように工夫して切除しています。

2~6ミリ程度の丸いメスで粉瘤の中心部分をくりぬいて、中の角質を絞り出し、ふくろを切除します。上記のように傷跡を極力小さくして切除することが可能です。

ただ、頭部の粉瘤や炎症を繰り返した粉瘤など、くり抜き法が不適なものもあります。

 

粉瘤でお困りの方はせひ当院へ受診してください。

 

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