シマダ皮膚科便り
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アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎ではかゆみを伴う湿疹が全身性にみられ、多くの方にはアトピー素因(アレルギー疾患や家族歴)がみられます。
皮疹は特に左右対称性に外的刺激が加わる場所(頬部、頚部、わき、肘膝などの関節部)によくみられ、軽快、増悪を繰り返します。
乳幼児時期に発症することが多いですが、ほとんどの方は成長とともに自然に良くなっていきます。
少ないですが大人になってから発症する方や、軽快していた症状が成人以降に再発するケースもあります。
アトピー性皮膚炎の定義、診断基準などは下記(日本皮膚科学会HP内)を参照ください
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/q03.html
治療
外用薬
ステロイド、タクロリムス外用を使用し炎症とかゆみをおさえます。
また、保湿をしっかりおこなうことでバリア機能を低下させないようにしていきます。
ステロイドは湿疹の状態、部位により強さを調節していきます。
寛解状態を長く維持できるように皮疹軽快後も週1-2回程度は外用継続していくプロアクティブ療法を推奨しています。
内服薬・注射剤
抗アレルギー剤
重症の方にはシクロスポリン内服や注射製剤(デュピクセント®)投与を行います。
光線治療
当院では難治性のアトピー性皮膚炎に対し中波紫外線療法も行っております(保険適応の治療)。
308エキシマシステムは短時間でより強い光を患部だけに安全かつ効果的に照射し治療することができます。
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〒114-0002
東京都北区王子2-30-6 末永ビル2階
シマダ皮膚科クリニック
TEL:03-6903-3080
FAX:03-6903-3081
HP :http://hifuka-shimada.com/
院長 島田 俊嗣(シマダ トシツグ)
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